Flyfishing+ from Mt.Pigeons!

渓流釣りとバンブーロッド製作を中心に、日常の出来事を綴ってます。

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episode1004 … 始めよう!渓流フライフィッシング!!(その7)

2016年 03月11日 20:47 (金)

ロッド、リール、ラインと来て、だいぶ魚に近づいてきました?(^_^;)
今回は、いよいよ渓魚との接点・・・“フライ”について書いていきます。
いつもどおり、「前提条件」に基づいて、綴っていく予定です。


DSCN3825.jpg


1 プロローグ

2 前提条件

3 釣行地の決定
 (1) 源流、上流、中流、下流のどこへ行くか?
 (2) シーズナルパターン
 (3) 地図を見て絞り込んでいく
 (4) 街から○時間離れる

4 準備・装備
 (1) ロッド
 (2) リール
 (3) ライン
 (4) リーダー
 (5) ティペット

 (6) フェバリット フライパターン
 (7) マテリアル

5 入・退渓

6 釣り

7 食事と水分補給

8 アクシデント対策

9 日々のトレーニング

10 情報戦

11 その他


「朱書き」の部分になります。


フライは特にカタチがキモですので、できるだけ写真は入れようと思います。
でも、素人の巻いたフライなので、下手なのはお許しください・・・^^;

 
 
(6)フェバリット フライパターン

世の中には、数えきれないほどのフライパターンがあります。
その全てを巻くことはできませんし、釣り場へ持っていくこともできません。
まして、「前提条件」の限られた携行品の一つになりますので、少数精鋭部隊を編成して最前線へ・・・というのが僕のスタイルです。

僕にとって、フライはエサでもあり、ルアーでもあります。
渓魚の食性だけでなく、リアクションバイトも意識して使い分けています。
「マッチ・ザ・ハッチ」の考えとは違うかもしれませんが、「魚が口を使うのは、今食べているものだけに限らない。」というのが僕の考えの根底にあります。

例えば、餌釣りでは解禁当初からブドウ虫をあたりまえに使いますが、自然界の生態系とはマッチしません。
また、川虫の採れない渓では、予め他所の川で採取しておき、それを使うこともよくありますが、その時、その場にいないはずのエサであっても渓魚は食べますし、実際によく釣れます。

また、“エサ”とは違った“物体”を、口で攻撃したり咥えることもします。
本能的に反応してしまうのか、威嚇なのかはわかりませんが、ルアーはエサとは似ても似つかない物体です。
小魚のイミテーションと言われるミノーでさえ、どうでしょうか?
形も動きも、本物と全く違っています。
どう考えても、「エサの小魚と認識して食いついてはいない」と思うのは僕だけでしょうか?^^;

そんな“口を使うという行為”の結果として針掛かりした一匹は、意図して引き出されたものなら僕は釣りとして嬉しいです。
マッチ・ザ・ハッチとは違いますが、それも釣りの一つ・・・
これも「狙いどおり!」です。

そして、僕が渓流で使うフライに求めることは、
安く!
簡単に早く巻けて!!
現地でのメンテナンスも簡単!!!
なことです。

高価なマテリアルなんて“もってのほか”ですし、一匹巻くのに何十分もかけていられません。
さらに、一匹釣れる度にメンテが必要だったり交換したりするようでは、たくさん釣れているときに効率が悪すぎます。

そんな考えのもと、これまでの10年間の経験からフライボックスに残ったフライ=フェバリット フライパターンをご紹介します。
信頼をおくフライをUPしていこうと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。



 <ドライフライ>

  ① ピーコックパラシュート H/W


DSCN8720_R.jpg

サイズ:#8~#13
ボディ:ピーコックハール、ピーコックアイ(赤)
ポスト:パラポスト(オレンジ) (写真はADW)
ハックル:コックネックでもコックサドルでもOK(ダーク系)

釣り上がりのメインフライの一つ。
残雪の残る早春に発生する蟻のマッチパターンから、夏の陸生昆虫全般、秋の食い渋り期にも食わせやすい半沈み・・・しかも、壊れにくいです。
僕が一年を通じて、もっとも多くの岩魚を手にするフライパターンです。
信じてくださらない方もいますが、残雪の残る早春から良く釣れます!


オリジナルは渋谷プロですが、僕はボディのワイヤーリビングを省略するかわりに瞬間接着剤をシャンクに下塗りすることでピーコックアイを補強しています。
ピーコックの“玉”無しもありますが、僕は有る方が好きです。


  ② イワイ イワナ

DSCN5003.jpg
【オリジナル】

DSCN5338.jpg
【しげ ver.】

サイズ:#12~#14
ボディ:ピーコックハール、ナイロンフロス(赤)
ポスト:パラポスト(オレンジ)
ハックル:コックネックでもコックサドルでもOK(黒)

岩井プロのオリジナル(写真上)はカーブシャンクフックに巻く半沈みタイプですが、僕の(写真下)はがまかつのお気に入りフック(ナノスムース)に巻くためにやや浮き方が違っています。
テールをつけないのでお尻が沈んだ浮き方になりますが、オリジナルとは少し違います。
わずかですが沈むことで、岩魚が食いやすく、しかもアンカー効果でドラグがかかりりくくなります。

最近は、ピーパラH/Wに迫る使用頻度となっています。
ナノスムースフックを使っているだけで、釣果は格段にUPしますから。
まさに「寄らば切る!」ならぬ、「寄らば掛ける!!」の鋭さ・・・
このフックを使ったことのある人なら、実感されていることと思います。

フックが軽いため、ハックルは写真の程度でもめったに沈みません。
水の多いときのために最近はもう一回転増やしましたが、フライはハックルの厚みで浮くものではないように思います。

ボディのフロスも各色試してみました。
やはり、赤が一番釣れるような気がします。
赤、緑、黒とローテーションして釣り上がり、試したことが何度もあります。
なぜか赤がダントツでした。
赤針が管理釣場で効くのと同じ理由でしょうか???
渓流魚(鮭・鱒類)にとって、赤は特別な刺激色なのかもしれませんね。
そう書きつつ思い出しましたが、赤虫や紅サシも赤、アイナメのブラクリ仕掛けやハゼ釣りの錘も赤ですね・・・魚全般に言えることかもしれませんね。

ちなみに、シルクフロスは濡れるとくすんでしまうため、濡れても発色の変わりにくいナイロンフロスを使っています。


  ③ パラシュート ダン

RIMG11623.jpg

サイズ:#8~#16
テール:ハックルフェザー、ムースメーン、エルクホックなど
ボディ:ピーコック、ダビング材、バイオット、各種フェザーなど
ポスト:パラポスト(オレンジ)
ハックル:コックネックでもコックサドルでもOK(黒)

上の二つは、ボディを沈めて流れるパターンでしたが、こちらはテールによりボディが水面に乗るタイプです。
おそらく、初めて渓流でドライフライフィッシングをしようと思ったら、誰もが最初に結ぶフライパターンではないでしょうか。

ハックルの色、ボディやテール材の種類などの組み合わせ、サイズの選択により、水面を流下する昆虫類その他の多くをイミテーションできます。
季節も問いません、いろいろなパターンで巻けますから。
視認性も良く、投射性もまずまずで、守備範囲の広い優等生なフライパターンてす。
釣り上がりフライパターンのベースとして、シーズンを通して欠かせないですね。

でも・・・今の僕の主力フライではありません^^;


  ④ ヘアーウィング ノンポスト パラシュート

DSCN3987.jpg

サイズ:#12~#16
テール:ムースメーン、ハックルフェザーなど
ボディ:ダビングボディをストリプドピーコックでラフにコーティング
ポスト:エルクヘア
ハックル:コックネックでもコックサドルでもOK

岡本プロ考案のフライパターンです。
恐ろしく釣れます!
上のパラシュート ダンをより繊細に、よりイミテーション性を高めたパラシュートフライだと思います。
化繊ポストの毒々しさ?がなく、浮いて流れる様は本物の水生昆虫のようです!
渓流で釣っていると、たくさんの水生昆虫が舞う中をフライが流れるときがありますが、このフライは傍から見てると本物との区別がつきにくいほどソックリです!

唯一の欠点?は、視認性が悪いことです。
視界にちゃんとフライをキャストできないと、まず見えません。
見失います・・・
また、暗くてどうしても見づらいコンディションのとき用に、アルファ目印をウィングのところに少量つけたものも使っています。
でも、本来はたくさん釣りに行って、正確なキャスト力を身につけるべきかと思います^^;

余談ですが、キャスティングは、最初は公園や河川敷などで練習するのがお手軽ですが、基本的な動作をマスターして投げられるようになったら、後は渓流で経験を積み精度を高めた方が良いと思います。
木々が被り、左右や背後にも制約がある渓流でマスターしないと、開けた場所でいくら練習しても山では役に立ちません。
さらに言えば、「ポイントに浮く岩魚を目の前に、一投目で決めるメンタル力」も、実戦でのみ養われるものだと思います。
魚の釣れない所でいくら練習しても、本番での緊張感はありませんから・・・
無駄な買い物をさけて節約し、時間を作ってもっともっと釣りに行きましょう!


  ⑤ ソラックス ダン


RIMG2326.jpg

RIMG1849.jpg

サイズ:#12~#16
テール:ハックルフェザー、ムースメーン
ボディ:ダビングボディをストリプドピーコックまたはバイオットでコーティング
ウィング:CDC、マラード他
ハックル:コックネックでもコックサドルでもOK(シャンクより下側を水平にカット)

釣り上がっていくと、時々、渓魚に見切られてUターンされる場面に遭遇します。
そんな時は、フライのシルエットや浮き方を変えると急に釣れ出すことかあります。
僕はサイズを変えるよりも、まずはシルエットを変えてみます。

パラシュート系のフライパターンでダメなとき、次にティペットに結ぶのがソラックスパターンです。
もしくは、状況によっては入渓して最初に結んで釣り上がります。
ハックルの巻き方がパラシュート系とは90度違いますから、下から見た時の水面の歪め方が全く変わります。
それが渓魚に効くようです。

ウィング材は、ここ数年はCDCがメインになりました。
理由は、良く釣れるからです・・・^^;
CDCは、あまり濃い(暗い)カラーですと視認性が落ちてしまいますので、そこそこ淡い色合いの方が使いやすいです。
また、『CDCはメンテナンス性が悪く、釣り上がりに向かない。』というご意見もありますが、やり方があります・・・
その場でサッと水洗いで魚のヌルをとり、ティッシュや布でゴシゴシと強くもむように水気をとり、フロータントを極小量塗りこむ・・・
仕上げにシュッとドライシェイクをスプレーします。
他のフライパターンと大差ない手間で、浮力は完全回復します。
もっとも、これには製作上のコツがありますので、後日UPする予定です。


  ⑥ スルーライト ダン

R0010887.jpg

サイズ:#14~#16
テール:ムースメーン
ボディ:エアロドライウィング
ポスト:パラポスト(オレンジ)
ハックル:コックネックでもコックサドルでもOK

その繊細なシルエットからソラックスダンでもダメなとき、特に渇水期に効くフライパターンだと思って使っていました・・・結果も出ていました。
ところが、このスルーダイトダンの考案者である岡本プロに直接お話を伺える機会があり、いろいろと教えていただいたところ、このフライは増水のときに特に効果的とのことでした。
理由は長くなるので書きませんが、納得でした。
今シーズンからは、増水のコンディションでも積極的に使っていく予定です!

でも、これには写真のような巻き方ではダメなのです・・・
もっと、ボディをグイッと上げないと効き目がないのです。
「要改善!」ですね(^_^;)


  ⑦ スルーライト テレストリアル

DSCN9032_R.jpg

サイズ:#12~#16
ボディ:ピーコックハール+エアロドライウィング
ポスト:パラポスト(オレンジ)
ハックル:コックネックでもコックサドルでもOK

たしか、「ズルピー」という名で、よく参考にさせていただいているサイト様にアップされていました。
試しに使ってみると、メンテナンス性もよく、釣り上がりにも最適です。
ピーコックパラシュートと使い分けていますが、遜色なくよく釣れます。
「半沈みがいいか?浮いているものがいいか?」の日による違いで使い分けると効果的なようです。
こちらの方が量産も簡単ですから、今後はますます出番が多くなることと思います。


  ⑧ スパイダー パラシュート

DSCN4931.jpg

サイズ:#16
ボディ:各種フェザー(ターキーテールなど)…オリジナルはダビング材です
ポスト:パラポスト(オレンジ)
ハックル:コック・デ・レオン、テイリングパックなど

渋谷プロ考案のフライパターンです。
上の①~⑦の何を投げても釣れない、見切られる、見向きもしない・・・
そんなときにこのスパイダーを結びます。
しかも、ティペットは0.25~0.4号のフロロに落として使います。

たいていの場面で、最後はこのフライで渓魚を手にできています。
スレた魚、食い気のない魚にも絶大な効果があります。
不思議なフライですね・・・何に似ているのでしょうか?
もしくは、何が魚を刺激するのでしょうか???

ハックルはパラパラですが、意外によく浮きますので釣り上がりにも使いやすいです。
メンテナンス性も良好で、まさに必釣フライパターンです。

『じゃあ、これをメインに使えばいいじゃないか!』という声も聞こえてきそうですが、欠点もあります・・・
このフライを巻くには、ファイバーが長く、張りのあるハックルフェザーが不可欠です。
適したハックルが限られるため、なかなか量産ができません。
また、ハックルがかなり長いためフライボックスに収めにくいので、数を持っていけません。
そんなわけで、どうしようもない時の「お助けフライ」になっています。


  ⑨ エルクヘアカディス

RIMG6265.jpg
【オーソドックス パターン】

DSCN1236.jpg
【イエローカディス】

サイズ:#8~#14
ボディ:各種フェザー、ピーコックハールなど
ウィング:カウまたはブルエルク(好みで)
ボディハックル:ヘンネック

渓流ドライフライの定番中の定番ですね。
よく浮き、よく見え、よく釣れ、簡単に安く巻けます。
こう書くと欠点がないように感じますが、オリジナルは長めのリーダー・ティペットシステムと相性が最悪です・・・
すぐにティペットがチリチリにヨレてしまい、使い物になりません。
また、水面を滑りやすく、ドラグフリーで流すのが難しいフライパターンです^^;

でも、このフライのもつ“虫っぽさ”は捨てがたく、僕はショートシステム時代からこのフライでたくさんの魚を釣らせてもらいました。
ぜひ長いシステムでも使いたいと思い、いろいろと試行錯誤してきた結果、ボディハックルをヘンネックに変えて、さらにダブリングしたものを寝かして巻いています。
ソラックスダンのように下側をカットしたパターンも試したのですが、このフライのボサボサが虫っぽさのキモのように思えてしまい、こんな形に落ち着きました。
ボディハックルはボディ全体に巻くもよし、前部だけでもOKです。

また、かつて山奥でお会いした源流フライフィッシャーの方から、『黄色いウィングのエルクヘアカディスは岩魚に効く。』と教わり、自分流の味付けを施したのが下の写真です。
視認性はさらに良くなり、ほとんどマーカーです^^;
でも、たしかによく釣れます。
今や僕のエルクヘアカディスは、このイエローカディスばかりになってしまいました^^;



 <ウェットフライ>

  ① 余りものソフトハックル


RIMG7729.jpg

RIMG6344.jpg

サイズ:#12~#16
ボディ:各種フェザー、ピーコックハールなど
ハックル:ヘンネック

クイルウイングのウェットフライはカッコいいですが、ウイングの幅を揃えたりする手間がかかり巻くのが面倒です。
しかも、一匹釣るとウイングはバラバラに乱れてしまいますので、手間の割になんだか・・・
それでも釣れるので、「じゃあクイルウイングは無くてもいいじゃん!」となりました。
見た目はみすぼらしいてすが^^;

ボディは、ピーコックアイの余ったもの、そこら辺にあったフェザーなどなど・・・
ボサっと巻かれていれば何でもいいと考えています。
色はダークカラーが多かったのですが、最近、某プロからライトカラーと使い分ける話を伺いましたので、今季から試してみようと思います。

明らかに魚がいるはずなのに何故か食わないようなとき、ドライフライからウェットフライに変えるだけで状況が激変したことが何度もあります。
バスフィッシングをしていたときも、トップウォーターでは全く釣れないのに、わずか数センチ潜らせるルアーにローテーションしただけで、大爆釣したことがありました。
魚にとって水面膜を破るということは、命がけのハードルが高い行為なのかもしれませんね。

僕はソフトハックルを釣り上がりで使いますから、アップストリームで釣ります。
アタリはハッキリと出るときもあれば、知らないうちに掛かっているときもあります^^;
でも、慣れるとかなりわかるようになります。


  ② ハーズイヤー ソフトハックル

RIMG7724.jpg

サイズ:#8~#12
テール:ハンガリアン パートリッジ
ボディ:ハーズイヤー+ゴールドビーズ
ハックル:ハンガリアン パートリッジ

備前さんのパターンブックを読んでいたら、ニンフっぽいソフトハックルフライがありました。
試しに巻いて使ってみると、なんと尺オーバーの太い岩魚が釣れました。
また、テンカラの仲間に使っていただいたら、『とても良かったので、巻き方を教えて!』とのうれしい返信がありました。
以来、ボックスには指定席があります^^

ビーズヘッド付きで重さもあるので、ほとんどニンフだと思います。
ビーズヘッドなしのものも使いますが、今にして思えばこれこそライトカラーのソフトハックルだったのかもしれません。



 <ニンフ>

  ① MSCスペシャル


DSCN6776.jpg

サイズ:#12~#14
テール:各種フェザー
ボディ:ハーズイヤー+ラビットのブレンド、コパーワイヤーのリビング

僕のニンフはこればかり・・・
最近は、フェザントテールニンフと使い分けて、違う魚を釣っています。
フェザントテールニンフは、まだマトモに巻けないので写真は遠慮させていただきますm(_ _)m



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いつもながら長くなりました^^;
次回は、マテリアルとタイイングツールの予定です。






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テーマ : フライフィッシング
ジャンル : 趣味・実用

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