Flyfishing+ from Mt.Pigeons!

渓流釣りとバンブーロッド製作を中心に、日常の出来事を綴ってます。

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episode1010 … 始めよう!渓流フライフィッシング!!(その8)

2016年 05月16日 21:04 (月)

3月中旬以降仕事が忙しく、だいぶ間が空いてしまいました・・・
当初は、「今年から自然渓流でフライフィッシングを始めたい!」というの方のお役に立てればと思いスタートした本企画でしたが、渓流はすっかり解禁してしまいました^^;

今回は、フライのマテリアルについて書いていきます。
種類もグレードも無限に存在しますが、必要最低限かつオススメできるものを中心にご紹介していくつもりです。


DSCN0582_Rg.jpg

1 プロローグ

2 前提条件

3 釣行地の決定
 (1) 源流、上流、中流、下流のどこへ行くか?
 (2) シーズナルパターン
 (3) 地図を見て絞り込んでいく
 (4) 街から○時間離れる

4 準備・装備
 (1) ロッド
 (2) リール
 (3) ライン
 (4) リーダー
 (5) ティペット
 (6) フェバリット フライパターン
 (7) マテリアル
 (8)タイイングツール

5 入・退渓

6 釣り

7 食事と水分補給

8 アクシデント対策

9 日々のトレーニング

10 情報戦

11 その他


上記項目の「朱書き」の部分になりますが、今回はマテリアルです。
すべては書ききれませんので、皆さんもいろいろと試行錯誤しながら楽しんでみてください。

 
 
(7)タイイングマテリアル、タイイングツール

<フック>

・形状
いろいろなタイプがありますが、渓流で使うにはスタンダード、カーブの二種類があればほとんどのフライパターンが巻けると思います。
あまり細かいことは考えず、汎用性の高いこの二つがあれば十分でしょう。

・サイズ
僕のドライフライの標準サイズは#12です。
夏場は#8まで上げることがあります。
また、タフっても#14までで済ませています。
#16以下は、もう何年も使ってません^^;

そもそも、僕が通うような人の来ない渓流では、#12は大きすぎず小さ過ぎずちょうど良いサイズです。
視認性も良く、流れてくるときの存在感もしっかりとあります。
さらに言えば、タイイングしやすいのです。
これより大きいとマテリアル自体のボリュームが負けてしまいますし、小さいと巻くのが大変です。
様々な意味からも、#12はベストサイズなんです。

そこで、#12を中心に#4番違いでフライを揃えることをオススメします。
これが#2番違いで揃えると、膨大な数が必要となってしまいます。
巻くのも釣り場へ持って行くのも大変ですから、山奥のおおらかな魚達を相手にするなら#8、#12、#16の三種類あれば間に合うでしょう。

大雑把すぎると感じるなら、パターンとサイズを関連付ける絞り込みもいいです。
エルクヘアカディなスやピーパラは#8と#12、パラダンやソラックスダンは#12と#16、スパイダーは#14のみ・・・としています。
パターンとサイズの関連付けは岩井プロの著書で学びましたが、無駄にフライをたくさん巻く必要もなく合理的な考え方だと思います。

一般的なコンディションで、これらでも釣れない場合はドライフライからウェットフライ、ニンフに変えるか、大きく川を変えることも含めて対応しています。
気難しい魚をどうにかして釣るよりも、食い気のある魚を見つけ出す技術(水系探しも含めて)、その目の前に的確にフライを送りこむ技術を追求する方が、僕の釣りの好み・スタイルです。

フライフックは、各社とも様々な形状があり値段もピンキリです。
高いものは10数本で500円近くもします。
タイイングに不慣れなうちは、高価なフックは一本の巻き損じのダメージが大きいですので、求めやすい価格のフックがオススメです。
また、慣れてきても、釣行日数の多い方やフライをたくさん巻かれる方もフックのコストは気になることと思います。
ただし、フックは渓魚との唯一の接点・・・性能に妥協は禁物です!

そこでオススメするのは、土肥富(マルト)です。
「マルト フライフック」でググってみてください。
通販で、100本パックのフライフックが700円位からあります。
僕も何年間も使っていましたが、良い針です!
しかも、様々なメーカーの人気のフライフックと似た形状がラインナップされていますから助かります。

『100本なんて多すぎ!』と思うかもしれませんが、最初のうちは巻き損じや渓流でのロストも多いのでちょうど良いはずです。
これを、#12、#16の2サイズ(不安なら#14と#16)、ストレートシャンクとカーブシャンクで合計4パック(400本)も揃えれば十分でしょう。

こうして自分でフライを巻き、数百匹の渓魚を釣る頃には、フックも自分の好みが出てくると思います。
「針先の鋭さ・もち」、「焼きの安定性(品質管理)」はメーカーによって差がありますし、「線径や形」などは独自のコンセプトがありますから、いろいろと試してみると面白いです。

ちなみに僕は、マルトでは「d82」、「c46FWBL-4XF」が好みでした。
どちらも100本/パックで1,000円以下とコスパ最高、品質もしっかりしていて信頼性も高いです。

でも、今はがまかつのナノスムースを使っています。
ナノスムースは抜群に刺さりが良く、がまかつの針は“針先のもち”も良いように感じています。
1本当たりの単価はけして安くないですが、釣果は確実にUPしました。
フライのそばにパシャっと出損なったケースでも、フライにかすっただけで針掛かりしてしまいますから・・・



ドライフライはこちらを使っています。



ニンフとウェットはこちらを使っています。



カーブシャンクはこちらを使っていますが、がまかつナノスムースのカーブシャンクを心待ちにしています!



こちらも使用頻度が高いです。バリバスも刺さりがいいですね!


<スレッド・ボビンホルダー>

潰れないユニスレッドか?
潰れるダンビルか??


DSCN0574_R_20160515120502a2e.jpg

スレッドは、まさに“糸”ですが、やはりメーカー毎の個性があります。
有名どころでは、ダンビルとユニスレッドでしょうか。

この二つは、使ってみるとすぐに違いがわかります。
ダンビルはマテリアルを巻き止めるときにスレッドが潰れて面で押さえ、スッキリとしたシルエットにまとまります。
一方、ユニスレッドは糸の強度が高く強く巻き止められますが、潰れずマテリアルを点で押さえる感じで巻き重ねていくとボリュームが出てしまいます。
ちなみに、僕はダンビル派です。

ボビンホルダーもピンキリです。
数百円のものから数千円のものまで市販されていますが、ケチって安いものを購入するとスレッドの通るパイプの研磨が悪いのか、スレッドが毛羽立って切れてしまうものがあります。
これってタイイングでは一番イライラすることです・・・
なので、滑りの良いセラミックパイプのホルダーがおすすめです。
壊れるものではないので、最初に千数百円を出して買ってしまいましょう!
できれば2本購入し、2色のスレッドをセットしておけばタイイングも捗ります。


<テール材>

長めで真っ直ぐなハックルファイバー、ムースやエルクなどの獣毛、シンセティックテール材が主でしょう。
(テールをつけずに、お尻を沈ませるパターンも有効です。)


DSCN0872_R.jpg

僕は#12サイズのフライがメインなので、ムースボディかハックルファイバーです。
ムースボディは、カードヘアーが太く、テーパーのきついものを選びます。
細いものやテーパーが緩いものは、巻き上がりが貧弱すぎてしまい小さなフライにしか使えません。

他にも、エルクホックはサイズの小さなフライ向き(#16以下)、ディアヘアーやエルクヘアーは軟らかすぎてイマイチです。
よいムースと出会ったら、すかさず買いましょう!

次にハックルファイバーですが、“ウェブの無い部分だけでそれなりに長いもの”でないと使い物になりません。
実は、そんなファイバーをもつケープは限られてしまいます。
ハックルとして優れているホワイティングやヒーバートはファイバーが短いためテール材には適しません。
テーリングパックという商品もありますが、モノの割に高価です。
僕はコック・デ・レオンのケープが安かった頃に買ってしまい、それをテール材とスパイダーのハックルに使っています。
レオンはパリっとしていて、テール材にはオススメです。


<ボディ材>

ダビング材などが一般的ですが、それ以外のオススメを書いてみたいと思います。

DSCN0582_R_20160515121236499.jpg

まず、絶対にはずせないのがピーコックです。
ピーコックハール、ピーコックアイ、どちらもパターンによって使い分けますが良く釣れます。

僕は、上の写真のような「ピーコックアイ」を購入します。
ハールとして売られているものよりも品質が良く、フリュー(細かなケバケバ)がキレイに揃っています。
また、アイはピーコックパラシュートのボディやダビングボディの上に重ね巻きして使っています。

色は、ハールをそのままボディとして巻くときはナチュラルを使いますが、ダビング材の上に巻いたり、ピーパラのボディに使うには赤やオレンジに染められたものをよく使っています。
渓魚に赤は効きます・・・なぜかわかりませんが。


DSCN0585_R_20160515121213b04.jpg

オススメのボディ材としてもう一つ・・・
それはフェザーです。

ターキークイル、フェザントテールなど、あまりパリっとしていないフェザーが適しています。
硬く厚みのあるフェザーは、シャンクに巻きつけにくいです。

ウールでも化学繊維でも、ダビングボディは水を含みやすく、浮力の維持性能がイマイチになります。(よく釣れますが・・・)
ところが、フェザーはダビングほど水を含まず、かつ水切れが抜群にいいです!
釣り上がりスタイルのフライフィッシングにはこれがとても重要で、釣果に直結します。
そんなわけで、いまや僕の使うフライのほとんどは上記の2種類です。
ダビングだけのボディというパターンは、ほとんど使わなくなりました。


<ウィング・ポスト材>

DSCN0589_R_201605151224127fe.jpg


以前はカーフテール、現在はエアロドライウィングが有名どころでしょう。
でも、僕はパラポストを使っています。
エアロドライウィングは中空なためか、例えばオレンジが白っぽく見えて視認性がイマイチに感じます。
パラポストは中空素材ではないためか、オレンジがハッキリと見えます!
薄暗い渓流や、白泡にからむポイントでも、とても良く見えます。


DSCN0877_R.jpg

軟らかいため単独ではポストやウィングにはなりませんが、アクセント的に組み合わせてインジケーターとして便利なのが上の写真、アルファ目印です。
パラポストよりもさらに視認性が良く、ハッキリと見えます。
僕はナチュラルカラーのエルクヘアカディスや、CDCソラックスダンのヘッドに極小のインジケーターとしてつけています。
オススメです。


DSCN0881_R.jpg

あとは、ウィング材としてCDCは外せません。
パラシュートパターンと使い分けると抜群の効果があります。

CDCは、購入したらすぐにサイズごとに分けてしまっています。
フライパターンやサイズによって使い分けやすくしているのです。
そして、ティップ(先端)付近を使った後は、それだけを捨てずに分けています。
ティップではなく元の方が適したフライパターンもあるので、そのときに使うようにしています。
CDCは高いですからね^^;


DSCN0884_R.jpg

こんな感じに、ティップ使用後もとっておいて使います。
色はスポットダンなどが視認性とナチュラルさのパランスが良く感じます。
粉末タイプのフロータントをつければ、視認性もまずまずです。


DSCN0887_R.jpg

品質が良く、値段もお手頃なこのブランドがお気に入りです。
本当は、ナイショにしておきたかったです^^;


<ハックル材>

フライを巻くのに絶対に必要なマテリアルといえばハックルですね。


DSCN0601_R_20160515221701f69.jpg

ネックでもサドルでもどちらでもOKです。
ただし、#12サイズのフライならば、サドルで適したケープを見つけるのは難しくなります。
サイズ的には良くても、ファイバーが軟らかすぎることがありますので注意して選んでください。

僕は、巻きながらハックルのサイズを選ぶのはタイイング効率が落ちるので、あらかじめ#8~#16までをケープから抜き取ってしまい、ストックボックスに小分けしています。


<獣毛>

DSCN0593_R_20160515221737715.jpg

獣毛も安くてよいマテリアルです。
パラシュートのポストにも適してます。

同じディアヘアーでも、部位や採取時期による違いがあります。
フレアーさせたいのかさせたくないのか?
テーパーや太さは?
店頭で見て判断できるようになるには慣れが必要ですから、フライフィッシングに詳しい店員さんに聞くのが無難です。
もしくは、信頼できるプロショップの通販です。
これは、後ほど書きます。


DSCN0598_R_20160515221745189.jpg

また、獣毛は種類がわからなくなることがあります。
購入後、何年間も(10年位?)使うことになりますので・・・
僕は購入直後に、裏にマジックで書いてしまいます^^;


<セメント材>

昔はヘッドセメントを使っていました。
でも、今は瞬間接着剤です。

ヘッドセメントでは、釣り場でCDCの水分を拭き取るためティッシュ等でゴシゴシと揉んでいるとCDCが抜けてしまうのです。
ところが、瞬間接着剤をヘッドのみに染み込ませて止めると抜けません。
しかも、瞬間接着剤は100円ショップにありますから・・・^^;

ちなみに、瞬間接着剤はクラフトテープのツルツルした面を皿代わりに乗せておくとしばらくは固まりません。
タイイング中くらいなら大丈夫です。
これも岩井プロが公開していましたが、瞬接使いにはマストテクニックですね。


<マテリアル購入先>

フックやスレッド、シンセティック系以外のマテリアルは天然素材です。
鳥や獣ですから、色や品質に個体差があります。
なので、これらだけは実際に店頭で手にとって、確かめてから購入することをオススメします。
もしくは、信頼できるプロショップの店員さんに直接相談して選んでもらうか、使用目途を正確に伝えた上で通販したほうがいいです。

詳しい店員さんがいなかったり、メール等による要望に対応してくれないようなプロショップならば、そもそも良質なマテリアルを仕入れていない可能性が高いので避けた方が無難です。
自分でたくさんフライを巻き、たくさん釣っている店員さんがいるプロショップならば、適したマテリアルを選んでくれます。
慣れないうちのマテリアル選びは、そういうお店に頼ってしまう方が良いでしょう。

次回は、タイイングツールを紹介していく予定です。








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