Flyfishing+ from Mt.Pigeons!

渓流釣りとバンブーロッド製作を中心に、日常の出来事を綴ってます。

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episode1017 … 始めよう!渓流フライフィッシング!!(その9)

2016年 07月27日 23:30 (水)

すっごい久しぶり・・・の、このシリーズ。
通勤電車の暇なときに書いてました^^;
今さらですが、興味のある方はどうぞ・・・


1 プロローグ

2 前提条件

3 釣行地の決定
 (1) 源流、上流、中流、下流のどこへ行くか?
 (2) シーズナルパターン
 (3) 地図を見て絞り込んでいく
 (4) 街から○時間離れる

4 準備・装備
 (1) ロッド
 (2) リール
 (3) ライン
 (4) リーダー
 (5) ティペット
 (6) フェバリット フライパターン
 (7) マテリアル
 (8)タイイングツール

5 入・退渓

6 釣り

7 食事と水分補給

8 アクシデント対策

9 日々のトレーニング

10 情報戦

11 その他


今回は朱書きの項目、「タイイングツール」です。
プロショップに行くと、多種多様なツールが並んでいます。
が・・・本当に必要なものはそんなに多くありません。
必要十分なツールを、ご紹介していこうと思います。

 
 
(8)タイイング ツール


<バイス>

はじめは、一万円位のものでも全然OKだと思います。
ただし、渓流フライフィッシングでは大型のストリーマーなんてまず巻かないので、普通に#12、#14あたりを固定しやすいモデルが良いでしょう。
フックを挟む部分(ジョー)の形状が太すぎず、ほどほどのサイズがベターです。




フライフィッシングを始めたときに、上のリンクのバイスを購入しました。
5年間くらいはこちらを使っていたと記憶しています。
でも、タイイングにも慣れてきて、もう少ししっかりとしたバイスが欲しくなってしまいました^^;


DSCN0607_R_20160727221237eee.jpg

そして今はダイナキングのトレッカーを愛用しています。
それなりの投資でしたが、今のところ不満は一つもありません。

特に、フライフックのシャンクを軸にくるッと回せるのは、MSCニンフのボディをピックアウトしたり、ソラックスダンのハックルをカットしたりするのに便利です。
さらに、カーブシャンクのフックで半沈みパターンをよく巻くのですが、ボディ材を巻くには90度横に傾けるとスレッドがズレ落ちず楽ちんです。

各パーツは耐久性があり、一生モノのバイスだと感じます。
フライフィッシングを長く続けられると確信が持てた頃に、ダイナキング等のしっかりとしたバイスに買い換えるのも良いかと思います。
最初に購入するには、金額的にリスクが大きいですよね・・・^^;






<ボビンホルダー>

前エントリーとダブってしまいました。
キモはたった一つ・・・「滑りの良いセラミックパイプのホルダー」を買いましょう。


DSCN0574_R_20160727221239438.jpg

ちなみに、スレッドを通すためのスレッダーなるツールは不要です。
スレッドの先を少しだけパイプに入れて、反対側から口で吸い込めば通りますから。






<ハサミ>

2本必要です。
羽や獣毛用と、金属用です。

金属用は、コパーワイヤーやティンセルを切ります。
刃が傷みますから、専用にする必要があります。
金属用には繊細さや正確さは求めないので、100円ショップの「眉毛カット用ハサミ」などで十分です。
小型でそこそこ切れればOKです!

一方で、羽や獣毛用は、よく切れるものを選びましょう。
でも、プロショップへ行ってタイイング用のシザースをみると、良いものは5,000円以上、最近は数万円もするハサミもあります。
たしかにモノは素晴らしいかもしれませんが、ロッドが買えるようなお値段ではちょっと・・・^^;
僕は、ハサミにそこまでお金をかけられません。


DSCN0568_R_20160727221238cba.jpg

そこで、“和ばさみ(握り鋏)”を使っています。
3,500円程でしたが、和式刃物と同様な構造の鍛造刃です。
切れなくなったら購入したお店で砥いでくれますから、刃がなくなるまで使えるそうです。
裁縫のプロの方でも、砥ぎながら数十年間使われるそうです。

僕は、細かなところを切りやすいように、刃先がやや長めのタイプを選びました。
先端の鋭さは、切り出しナイフに匹敵するレベルです!
スレッドなんて軽く触れただけでスパッと切れますし、先端も尖って鋭いので細かなところ(1ミリ以下とか)も正確に切ることができます。
また、ソラックスダンのハックルを一直線にカットするときも、切れ味が鋭いのでハックルが逃げず一気にスパッと切れます。

気になる点は、ディアヘアなどボリューミーなマテリアルを束でカットするときに、先端部があまりにも繊細すぎて強度的に心配になるくらいでしょうか。
でも、鍛造刃なので強度はありますから、刃先が負けるようなトラブルは皆無です。
曲がったり、切れ味が落ちたりはありません。
やっぱり、“和モノ”は良いですね!






<ワックス>

マテリアルのところで書くべきカテゴリーでした。
ちなみに、僕は使いません。
ダビングするときは、水を指先に少しつけて撚り付けるか、次に書くツイスターを使います。
「ワックス=糊」ですので、フライが重くなってしまうような気がして使えません^^;


<ダビング ツイスター>

僕は、ワックス類によるダビングをしませんが、代わりにダビングツイスターを使います。


DSCN0580_R_201607272215027ab.jpg

ドライフライには、化繊のダビング材を指で撚りつけていますが、もっとボリュームを出したいニンフには、ラビットファーやハーズイヤー、エッグヤーンをツイスターで二本のスレッドに挟み込みダビングしています。
例えば、MSCニンフ等でボディがスカスカだと濡れてボリュームがなくなってしまいますので、ツイスターを使ってたっぷりとファーを撚りつけます。
しかも、シッカリと撚りつけられるので、何匹か釣ってもボディが痩せることもありません。






<スタッカー・櫛>

スタッカーは、昔はカーフテールでパラシュートのポストを作ったりするときに必須アイテムだったのでしょうけど、今は化繊のマテリアルを使うので不要になりました。
でも、エルクヘア、ディアヘア等の先端を揃えるために必要で、今でも出番は多いです。


DSCN0592_R_20160727221504bef.jpg

写真のスタッカーはダイナキング製ですが、大型で使いやすいです。
(ちょっと値が張りました^^;)
隣に写っている眉毛を揃える櫛でアンダーファーを取り除き、スタッカーに入れてトントン・・・と。

でも、僕はエルクヘアカディスなどのウイングをわざと揃えないこともあります。
適度にばらけていた方が、虫っぽく見えたりすることもあります。
シルエットがキッチリしすぎるフライは、なんだかリアルさを感じないです・・・^^;

ちなみに、櫛は100円ショップのメイクコーナーで売られています。
これで十分です・・・余計なものにお金をかけないようにしましょう。






<ハックルプライヤー・ハックルゲージ>

サドルハックルを使う場合は、なくても間に合います。
ネックハックルを使う場合は、あると便利です。
ハックル以外にも、バイオットやピーコックハールなど小さなマテリアルを巻くときにも便利です。


DSCN0571_R_20160727221501f3a.jpg

高価でしたが、写真のC&Fのハックルプライヤーはとっても良く出来ています。
普通のハックルプライヤーはよくスッポ抜けるのですが、これは抜けません。
挟む力加減も絶妙・・・
今まで様々なタイプのプライヤーを試してきましたが、最高のクオリティーです。




ハックルゲージは、ハックルの大きさがまちまちにならないために便利です。
僕はゲージで測りながら、あらかじめサイズごとにハックルを抜き取ってストックしておきます。
タイイング中は、このストックから取り出してひたすら巻くことに専念します。
その方が、効率よく短時間で同じサイズのフライを巻くことができます。

ちなみに僕は、写真のゲージですと1サイズ小さなハックルを巻いています。
自分の中で、モノサシを作ってみてください。






<ハーフヒッチャー or フィニッシャー>



ハーフヒッチャーは、ポールペンの先っぽ(芯を抜いておく)や、テーパーの付いたパイプ状のもので十分に代用できます。
もしくは、“手”でできます(^_^;)
わざわざ買うほどのものではないです。
不安な方は専用品を購入してみてください。



フィニッシャーはハーフヒッチャーに比べてしっかりと結べるので、僕はこちらを使っています。
パラシュートパターンではハックルが邪魔になり使えませんが、そもそも僕はポストに手でハーフヒッチしています。
縦にハックルを巻くパターン(ソラックスダン等)では、こちらでフィニッシュしています。



<ボドキン>

瞬間接着剤をヘッドに塗る、ダビングボディをピックアウトする、フックを取り出す・・・
その他、諸々に必要です。


DSCN0577_R_201607272216213bf.jpg

僕は30年ほど前に買ったスミスのものと、バンブーブランクの切れ端を廃材利用して自作したものを使っています。
スミスのは、磁力を帯びているためフックをケースから取り出しやすくなっています。






< 手 >

実は、すべてのタイイングで最も重要かつ万能、高性能なツールは“手”なんです。
でも、一つだけ注意点があります。
それは、指先を常にキレイにケアしておくことです。

ガサガサしていたり、ささくれがあると、スレッドが引っ掛かって解れる原因になります。
どうしてもガサガサのときは、僕は瞬間接着剤を薄く塗ってコーティングしています・・・^^;
釣りに行って手袋なしに藪漕ぎなんてすると、すぐに手がガサガサになってしまいます。
次の釣行に向けて、フライを巻き足そうとしたときに後悔します・・・



以上のツールと、前回のマテリアルがあれば、僕が渓流で使っているフライはすべて巻くことができます。
これだけあれば十分です。
間違っても、ツールやマテリアルのセット品は買わないようにしましょう。
不要なものも含まれているでしょうし、個々のものの品質もわかりません。

渓流で使うフライは、実はそんなに多くの種類を必要としませんから、まずは5種類前後の精鋭部隊を揃えましょう。
それには、これらで間に合ってしまうはずです。
ここはお金をかけすぎず、もっと重要なところに使う方が賢明だと思います。

次回は「入・退渓」の予定ですが、なかなか書く時間がとれないため少し先になりそうです・・・
そうこうしている間に、今季の渓流も禁漁になってしまうかもしれませんね^^;







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テーマ : フライフィッシング
ジャンル : 趣味・実用

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