Flyfishing+ from Mt.Pigeons!

渓流釣りとバンブーロッド製作を中心に、日常の出来事を綴ってます。

08月 « 2017年09月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30  » 10月

スポンサーサイト

--年 --月--日 --:-- (--)

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

episode186 … 昔は良かった???

2010年 11月21日 07:27 (日)

先日の、つりまるさんとの釣行の車中で、

『高速道路がなかったころに釣りをしていれば、人も少なくてもっと爆釣できたのに…(つりまるさん)』

「う~ん…僕の考えはちょっと違うな。工夫次第で今でも十分釣れるようになると思うよ!(しげ)」

なんてやり取りがあった。


さて、“昔は良かった”という台詞を耳にする機会は、渓流釣りに限らず多いような気がする^^;

たしかに、昔は今ほど人が多くはなかったかもしれないし、天然魚も多かったのだろう。

でも、はたして手放しで、今よりも良い事ばかりだったのだろうか?

IMGP2150.jpg
(釣り人渓流フィールドより)

僕が、“昔は良かった”と手放しに思えないのには理由がある。
そのあたりを、今回は考えてみた。



① 交通手段の発達

 「釣り人渓流フィールド」というお気に入りの本がある。(上の写真)
 本自体が古い本だけど、当時よりさらに昔のエピソードも交えながら遡行を解説しているポイントガイドである。
 この中に、
 『土曜日に仕事を終えてそのまま夜行列車に乗って釣り場へ向かい、釣り終えて夜行列車で東京に帰る…そしてそのまま出勤』なんてことが書かれている。

 かつては、自動車も今ほど普及しておらず、列車やバス、徒歩といった交通手段しかなかったのだろう。
 現在では想像もつかない時間と労力をかけて、渓にたどり着いたことが書かれている。

 それに比べて、今はなんて便利なんだろう^^
 数時間も高速道路を走れば、日本海まで行くこともできる。

 僕の今の釣行スタイルは、そんな交通網の発達の恩恵を授かって成立しているようなもんだ。
 宿泊しての釣行はほとんど無理なので、日帰りでどこまで行けるかも釣果に響くところだと思う。

 たしかに、昔は今よりも天然魚の絶対数は多かったかもしれない。
 けど、もしもタイムマシンに乗って当時の世界へ降り立ったとしても、日帰り釣行しかできない僕にとっては、その魚を釣りに行くことはできない。
 ゆえに、どんなにたくさんの魚がいても、僕には関係のない魚になってしまう^^;



② タックルやテクニックの進化

 普段使用している、軽くて丈夫なグラファイトロッドや、よく浮くフライライン、完成度が高く様々なタイプのリーダー、高性能なティペット、そして研究されてきたフライパターン…
 これら現在あたりまえのように使われてるタックルたちは、いつから存在しているのだろうか?

 例えば、リンクしていただいている諸先輩方から『ノッテッドリーダー』を自作して使っていた話を伺ったことがある。
 いまでは数百円で購入できるリーダーも、良いものが店頭にはなかったのかもしれない。
 工夫する面白さはあったと思うけど、時間的な苦労もあったと思う。

 そして、タックルが開発されるに伴うテクニックの進化も外せない。

IMGP2151.jpg

IMGP2152.jpg

 上の二つの写真にある、言わば『教本』は、僕が何度も読み返しては参考にしている3冊だ。
 西山氏のフライフィッシング、そして岩井氏によるロングティペット・リーダーシステムの提唱、さらには、渋谷氏のロングティペット・リーダーシステムの発展形…
 道具やマテリアルの進化に伴い釣法もより広く発達してきたし、こうして発信される情報を目できるのも現在の恩恵の一つかと思う。

 この3名に限らず、日本の渓流に合うようにフライフィッシングを追求してきた先駆者の方々が、自らの理論を公開してくれたおかげもあって、僕なんかの初心者にも岩魚や山女魚が釣れてくれるのだと思う。
 もっとも、未だ“頭でっかちの消化不良”だけど…^^;


③ インターネットの普及

 僕が“新規開拓”と称して様々な渓へ行くことができるのは、インターネットから得られた情報とカシミール3Dによるフォローあってのことだ。

 インターネット上では、一般的には河川名を公表していないケースが多いけど、中には公開されている方もいらっしゃる。
 その場所を参考にして周囲の渓流をいろいろと調べたり、あるいは様々なキーワードで検索して情報を見つけ出す。
 複数のサイトから断片的な情報が集まれば、それらを組み合わせてかなりの事までわかることが多い。
 実は、場所を特定できることも多く、僕自身「気をつけよう。」と思うこの頃である。

 さらには、釣り意外のサイトも要チェックだ。
 登山の方のブログに『岩魚が泳いでいた…』なんて記述を見つけ、行ってみたら良く釣れたこともあった^^
 沢登り、登山、キノコ、その他もろもろ…様々なサイトからの情報も、インターネットを介して得ることが可能な時代だ。
 
 そして何よりも、ホームページやブログで知り合った諸先輩方からのアドバイスを頂くことができる^^
 こんなコミュニティの形成は、20年前は考えられなかった。



◇まとめ◇

いつもながら、うだうだと書いてしまった^^;
まあ、そんな訳で、僕は“昔は良かった”とは思わない。

確かに、天然魚の絶対数が減ったことは別の問題として真剣に考えなければならないと思う。
環境も含めて、なんとかしていかなければいけない将来への課題だと認識している。

でも、絶対数が減っても、手にできる魚の数は増えていくよう努力したいと思っている。
そんな工夫や努力の過程が、趣味の世界は楽しい^^


僕は、かつての魚影の濃さや素晴らしい渓流環境を知らないからこんな戯言を言っているのかもしれない。
でも、単純に「昔は…」と言う言葉で片付けてしまうのは、ちょっとさびしい…と思ってしまうのだ^^;

さあ、来季はもっと釣れるように、楽しみながら精進しよう^^
スポンサーサイト

テーマ : フライフィッシング
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

昔は良かった・・・本当?

2010年11月22日 22:24

こんばんは(^^♪

うは!
しげさんの言う通りかも・・
確かに、釣行は大変でした、自分も昔は土曜に仕事を終えて
そのまま、新潟に釣り。
月曜日の朝にそのまま仕事・・(笑)
金曜から、月曜日まで家に帰らない生活をしてました・・
17号を三国を超えての新潟釣行でした。
または、福島は中山峠を越えて会津に釣り、トンネルはありませんでした、細い林道の様な道を夜中に・・(笑)
その頃の自分の車は、シビックのRSでまるで、ラリーカーの様な車でした、シビーのデカイスポットを2個も付けて・・・(笑)
しかし、この位の装備をしないと、夜中に峠を走破出来なかったのです。
その代わり、魚は何処も沢山居ました・・
リーダーもティペットも短く、一つのフライに岩魚がワラワラと湧き出てくる・・・そんな時代も会ったんです(笑)
釣り友の足元でフライに出てくる魚もいたし・・・

フライも、おおらかな物でした、夏はロイヤルコーチマンで全てOK。
しかし、今の様に春先にフライで釣るのは全く無しの世界!
天然の魚は、水温が10度を超えないとライズは全く無し!
今の釣りとは全く、違う感じでしたね~~
本当にドライに出る様になるのは、6月下旬頃が一応の目安・・

釣りも変わったけど、魚も変わった・・此れが年寄りの印象です。

昔は・・・

2010年11月22日 22:43

25年以上前ですが、自分がフライを始めた頃に読んだフライの本の中に、『昔は良かった…云々』と書かれていたことを思い出しました。
今からみると、おそらく40~50年前の話になりますよねΣ(゚ロ゚;)
でも、その頃は実際釣れたんでしょうね~!
たまーに自分も、現在のシステムで昔に戻って釣りが出来たら、とてつもなく釣れるだろうなぁ・・・と妄想することがあります(笑)

>アダムスさん

2010年11月23日 05:20

アダムスさん、おはようございます。
渓流フィールドにあった、「土曜の夜から月曜の朝まで…」は本当なんですね!
僕は関越自動車道が前橋で止まっていた頃に新潟へスキーに行きましたが、渋滞の17号を延々と往復した思い出があります。
それに比べて、今はとても便利ですよね。
名古屋のRyoshiさんと夕方まで岐阜で釣っていて、夜には埼玉へ帰れるのですから^^;
一つのフライに何匹もの岩魚が浮いてくる光景は見てみたいですが、その苦労あってのことですね。
渓流魚も、養殖魚のDNAが定着したのでしょうか?
いろいろと変わったのですね。

>こりらさん

2010年11月23日 05:22

こりらさん、おはようございます。
たしかに、今のタックルをもって、過去へ行ったら凄いでしょうね^^;
バス時代も、同じことを思いました。
(20年前の霞ヶ浦と今では別の湖です^^;)
今も過去に負けないよう、精進しようと思いました。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。