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渓流釣りとバンブーロッド製作を中心に、日常の出来事を綴ってます。

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episode618 … 二枚合わせ工法BR 【カーボンフェルール】

2013年 03月16日 22:44 (土)

だいぶ間が空いてしまった、二枚合わせバンブーロッドの製作紹介の記事。

『もう渓流も解禁しちゃったよ!』
という声も聞こえてきそうだけど、記録として懲りずに・・・^^;


RIMG9964.jpg

今回は、オフの間に作っておいたブランクに、カーボンフェルールを取り付けてみた。

 
 
RIMG9943.jpg

1 オス側(トップ側)の差し込み加工

一番ティップ側で2cmちょっと、一番バット側で3cm位の長さで、断面を丸く削る。
マスキングテープでその範囲をマーキングしておく。

径に対してどのくらいの長さの差し込みが適正なのか???
これまで試してみた感じでは、ティップ側は2cmでも虹鱒相手に大丈夫だった。
未だテスト中・・・


RIMG9946.jpg

ここまでのブランクの四角整形が上手くいっていれば、断面は正方形になっているはず・・・僕は菱形になることもしばしば・・・^^;

この正方形を八角形にして、しだいに丸へ近づけていく・・・
使う工具はカッターナイフで、正八角形になって以降は、刃でこそぎ取るようにして使っている。

削り過ぎはNGなので、慎重に削っていく・・・やり直しはきかないのだ。


RIMG9949.jpg

2 カーボンパイプの切り出し

丸になるまでもう少し・・・というところで一度手を止める。
これが一番のコツかな???

その完成寸前の丸断面に対して、先っぽがギリギリ入るか入らないかのカーボンパイプを探し出して切り出す。
カーボンパイプは、餌釣り用の竿、またはフライロッドブランクを使っている。

ルアーロッドはブランクが肉厚過ぎるのと、テーパーがきつくていま一つ・・・でもダメというほどでもない。
今回は手持ちの材料の関係で、一番ティップ側のパイプにルアー用を使うことになった。

また、カーボンに限らず、グラスロッドやグラスパイプでも大丈夫だと思う。
事実、グラスパイプを自作してフェルールにしているプロビルダーさんのHPもある。


RIMG9954.jpg

3 カーボンパイプとブランクの擦り合わせ

切り出したカーボンパイプの両端は、マスキングテープでキッチリと巻いておく。
これを忘れると、ブランクに差し込んでいくときにパイプが裂けてしまうのだ。

こうして何度か抜き差しと削りを繰り返して、奥までパイプが入るようにしていく。


RIMG9955.jpg

僕のロッドは四角断面なので、このくらいの深さまで差し込めればOKとしている。
(断面変化の境界がキッチリとは出ていないため^^;)

丸と四角の段差が気になるようならば、カーボンパイプでカラーを付けて隠す手もあるけど、僕は手間が増えるのでこのままにしている^^;


RIMG9963.jpg

4 接着

90分エポキシを使って、フェルール材のカーボンパイプをブランクに接着する。
作業の速い人は、10分エポキシでも大丈夫だ。
よく言われる、硬化時間の差による接着力の違いは、フェルールについては今のところ実感していないので気にしていない。

この接着のときに、フェルールの中のブランク切断面にはエポキシを塗っている。
なんとなく、防水性が高まるような気がするので・・・^^;


5 カーボンフェルールのメリット・デメリット

この方法で何本かロッドを作り、清流のオイカワから管理釣場の50cm近い虹鱒まで、トータルで数百匹の魚を掛け、釣ってみた。
また、製作や材料の入手も含めて、このフェルールのメリット・デメリットを整理してみた。

 (1)メリット
   ・軽い
     今回のバット側カーボンパイプの肉厚は、わずか0.45mm!
     ロッドの設計上、フェルールの重さは気にしなくていいように思う。

   ・曲がる
     カーボンパイプ自身が釣竿であるため、径に応じた曲り、しなりがある。
     マルチピースロッドでも、比較的きれいに曲がってくれる。

   ・安い
     中古の釣竿は、1本あたり数百円~千円ほどですむ。
     そこから取れるフェルールは、10個くらい?

 (2)デメリット
   ・見た目がに工夫が必要?
     性能的には満足できるカーボンフェルールだけど、パイプが炭素繊維の
     巻きモノのため継手が黒くなってしまう。
     プラントFさんは、NPスレッドを使ったり、デザインのアクセントに
     したりと工夫されている様子。
     僕は、普通に絹スレッドで補強巻きをして、和竿風?と納得している^^;

   ・材料の安定的な入手
     僕にとっては、これが一番の課題。
     釣竿を流用したカーボンパイプは、緩いテーパーがついている。
     これが、竹の擦り合わせを簡単にしているキモだと思う。
     ストレートパイプでは、こうはいかないだろう・・・
     ところが、中古釣具屋さんにいつもちょうどいい竿があるわけじゃない。
     ゆえに、安価な材料の入手が難しい。
     中古釣具屋さんにマメに通える人ならば問題はないかも・・・僕はムリ。

   ・接着の剥離
     ロッドブランクとカーボンフェルールの動きや伸縮率が違うためか、接着した境目が剥離する。

以上の理由から、今後は二枚合わせ工法のロッド以外には、別の方法で継手を作っていくことにした。
現在、竹フェルールとカーボンスピゴットを試作中で、上手くいったらupする予定。


6 使用材料と工具
 (1)使用材料
   ・90分硬化型エポキシ接着剤:HC 500円くらい
   ・カーボンパイプ(釣竿):釣具屋  300円くらい~
   ・マスキングテープ:HC 100円くらい

 (2)工具
   ・カッターナイフ:100S 105円


つづく・・・


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テーマ : フライフィッシング
ジャンル : 趣味・実用

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2013年03月17日 06:43

おはようございます。

やり直しの効かない作業、ブログを見ていても緊張します!

手作りの作品はそれだけ作り手の思いが込められているんですね。
私も早くバンブーロッドのオーナーになりたいものです(^-^)

>co-dropさん

2013年03月17日 09:09

co-dropさん、おはようございます。
僕の失敗を参考にして、うまく作ってください^^
今作っている二枚合わせの管釣用、沢用が完成したら、次は六角竿を集中的に作るつもりです。
僕だけではテストしきれないので、よろしければ使ってみてください^^

追伸:今朝、少し記事を追記しました。

2013年03月17日 09:43

おはようございます。

四角形に萌えますね〜(笑)
1年くらい前にクワッドロッドを作りたくてプレーニングフォームを自作しかけたのですが、惨敗でした(笑)

>takiさん

2013年03月17日 16:22

takiさん、こんにちは!
四角は、かなりパワフルな気がします。
同じ構造の丸断面も作ってみましたが、四角は独特な張り、強さを感じます。

プレーニングフォームで四角を作れれば、また楽しみが広がりますね^^
でも、フォームが二本必要とか・・・お財布が・・・^^;

2013年03月17日 21:01

こんにちは
すっかりロッド制作から遠ざかってしまい・・・
でも、この記事、とても参考になります。
オイカワハイシーズンまでには何とかしようとは思っているのですが、時間があると釣りに行ってしまいます、ハハハ

>自転車通勤人さん

2013年03月17日 21:07

自転車通勤人さん、こんばんは!
釣りに行けるときはそちらを優先するのは僕も一緒ですよ^^
釣り竿を作るには、その釣りができないと作れないですよね。
この陽気なら、フライの最盛期も早く来そうですね!
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