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渓流釣りとバンブーロッド製作を中心に、日常の出来事を綴ってます。

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episode720 … 「孟宗Midge」のフィールドテスト

2013年 08月22日 19:46 (木)

一昨日は、co-dropさんと某渓の未踏区間の様子を見にいってきた。
合わせて、「孟宗Midge」の実釣テストも兼ねている・・・その結果を整理。


DSCN1205.jpg

<テストフィールド>
・ 山間の小渓流
・ ボサレベルは並
・ そこそこの落差がある渓相
・ 対象魚は岩魚(当日の平均は7〜8寸)
・ 当日の水位はほぼ平水
・ 平均的な射程距離は5〜10m
・ 実釣時間は約7時間
・ 30匹程の岩魚がフライに反応し、そのうち20匹程を掛け、10匹をキャッチできた。

今回、いつもより打率が悪いのは、なぜか岩魚達がナーバスだっため。
もしくは、僕のウデが未熟なため^^;

 
 
DSCN1170.jpg

<インプレッション>
1 長さ(6’7”)
・ 沢釣りにはオールマイティ
・ Midge本来の6’3”も、沢釣りにはいいかも

2 重さ・バランス(69g)
・ 6時間振り続けても、重さのことなんて気にもならなかった・・・なのでOK

3 キャスト
・ 5m以内は、もうちょっとなんとかならないものかな・・・
・ 5〜10mは、このロッドで一番美味しい距離
・ 15m超は、急にターンオーバーしにくくなる
・ ブランクのしなやかさのわりにラインスピードが速めだけど、もう少し落としたい

4 パワー
・ ミドルに比べてバットパワーにやや不安あり
・ 倒木や障害物に囲まれたポイントでは、もう少しパワーが欲しい
・ 浅く開けた渓相なら問題なし

5 フッキング
・LLの遅アワセには適
・SLのショートストロークなアワセには不適

6 各パーツなど
・カーボン印籠継ぎの曲がりはまずまず、緩みもなし
・3時間ほど雨天下で使用したけど、塗装や継ぎ手、シートフィラーなどのトラブルはなし


DSCN1190_20130821055632843.jpg

<継続・改善>
・ 6’3”という長さを試してみる
・ 重さとバランスはこのまま
・ ラインスピードを落とすために参考テーパーを変更か?
・ 孟宗竹の柔らかさは、違った場面の方がマッチしそう
・ カーボン印籠継ぎは継続(ただし、芯材にわずかなテーパーをつける)

<その他>
この数ヶ月、トンキンケーンと孟宗竹という性質の異なる素材を使い、ほぼ同一のテーパーでロッドを作ってみた。
自分で言うのもなんだけど、これはためになった。

素材の変更でできること、できないことの違いを少しだけどわかるようになった。
合わせて、テーパーがアクションにどう影響するのか・・・これにも、ちょっとだけ気付いたことがある。

そう考えると、僕の好みのアクションを出すには、Midgeテーパーそのままでは不可能かもしれない・・・
他のテーパーを試してみて、そこからも学んでみようかと。

また、柔らかい素材に軽いパーツを乗せるのも一案、強い素材に重いパーツを乗せてカウンターウェイト効果を期待するのも一案なんだろう。
「ただ軽ければいいってもんじゃない」こともわかった。

素材、テーパー、パーツとの組合せ、さらにはガイドの位置なんかもあって、ロッドのアクションには無限のバリエーションがあるんだろうな・・・

こんな奥深い世界、ますます泥沼にハマりそうだ^^;

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テーマ : フライフィッシング
ジャンル : 趣味・実用

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2013年08月22日 21:42

こんばんは。

無限のバリエーション・・奥深すぎます~!
同じテーパーでも、パーツ構成やらブランクの竹の種類などで、どんどん変わるんですね!
しげさんの緻密な分析・インプレもスゴイっす!

2013年08月22日 22:55

oko-rocksさん、こんばんは。
孟宗竹で作り始めたとき、柔らかい素材を使えば、近距離の投げにくさは解消されるものとばかり思っていたんです^^;

でも、ラインスピードが落ちなかった・・・
すると、フライを置きにいくときに、イマイチしっくりと来なかったんです。
まあ、これって僕のスタイルとマッチしなかっただけかもしれませんが・・・^^;

すると、硬い素材に重いパーツって竿の意味が、少し見えてきたんです^^

2013年08月23日 08:40

素晴らしい分析です。
確かにブッシュが多い場所は6ftくらいが良いですね。
でも、短くなると近距離が苦手だし難しいところです。
あの、変態ロッドは近距離は素晴らしかったんですよ。やっぱり、ミドルのテーパーかな?
ただ、短くすればわからないけど。
一つラインの番手をあげるのも手だと思います(実践中)

>takiさん

2013年08月23日 18:49

takiさん、こんばんは。
「なんでMidgeは近距離が苦手なのか?」
今回の二本から、少しだけど感じるところがありました。
トップからの急テーパー、続くパワフルなミドル、フラットなバットに答えがあるのかな…なんて^^;

ラインウェイトが乗って急テーパー部分がある程度曲がってしまうと、ミドルにラインがついているような状態になり、ロッド全体のうちバット側2/3で投げているのに近いのでは???と考えました。
それが、あの“硬さ”の理由ではないかと。

一方、変態ロッドは、ミドルまでしなやかに曲がってくれるので、近距離でもラインを運ぶんだと感じました。
あとは、7’4”という長さから、同じライン負荷でも曲げモーメントが大きくなり、しなりを生み出しやすくしているのかもしれませんね^^

おっしゃるとおり、「番手を上げる=集中荷重の増加」は、短さによる曲げモーメントの減少を解消できますよね!
あとはパーツを重くするという手も考えましたが、こちらは等分布荷重の増加のようになるので、また違った感触になるのかな???とも思いました。
竿作りは、やっぱり底無しの楽しみですね(^_^;)

2013年08月23日 22:55

しげさん、こんばんは。
綺麗な花(トリカブトの仲間?)との愛竿の写真、素敵ですね!
Rod builderとしても、どんどん匠の世界に入って行っていますね!

>Green Cherokeeさん

2013年08月24日 05:36

Green Cherokeeさん、おはようございます。
さすがですね!
トリカブトです^^;
花はきれいですよね。
ちょっと怖いですけど・・・

竿作りは、まだまだ素人の工作レベルから抜け出せません^^;

2013年08月24日 20:51

こんにちは
しげさん
こんなに緻密な構想の上にロッドメイキングしているんですね。ものすごく、尊敬します。私の釣りは、全てにおいて《感》が行動を決めているような気がします(笑)

>自転車通勤人さん

2013年08月25日 05:51

自転車通勤人さん、おはようございます。
緻密というほどではないのですが、やっぱり実際に渓流へ持っていき、魚を釣ると、いろいろと気付くことが多いように思います^^
家の前で振るのとは、得られる情報がまったく違いますよね!
自転車通勤人さんも、このオフはぜひ一本^^
自分で作ったロッドで釣った1匹は、感動もひとしおですよ。
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