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渓流釣りとバンブーロッド製作を中心に、日常の出来事を綴ってます。

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episode116 … テーパーの考察

2010年 01月24日 06:28 (日)

この2週間ばかり、自分の時間がほとんど取れなかった。
とは言っても、なんとかロッド1本分(竹片4枚)の火入れと矯めを完了し、いよいよ削る段階になった。
正直に言えば、火入れの過程で様々な課題が見つかったのだけれど、それは別の機会にして、今回はテーパーについて考えてみた。

DSCN0757.jpg



ネット上に、有名なバンブーロッドのテーパーデータは出ていたりする・・・
でも、僕にはそのロッドがどんな調子で、どのくらいのパワーなのかわからない。
一概に#3と言っても、ロッドによってかなりの差がある^^;

そこで、ヤフオクで購入してみたアマチュアビルダー作のロッド、薮次郎さんにお借りしているロッドの2本について、自分で調べてみることにした。

DSCN0751.jpg

まずは、アマチュアビルダー作・・・
7’0”、#3のベーシックな調子だ。



DSCN0752.jpg

続いて薮次郎さんのロッド。
7’6”、#2~3のややスローな調子で、僕の好みにとても近い^^
こんな感じのロッドが自分でできれば満足なのだが、かなり甘い考えか・・・^^;



計測は、ブランクの延長20cmごとに、六角形の対になった面の径をノギスで0.05mmまで測ってみた。
すると、いくつかの基本的なことがわかってきた。

gurahu.png
(※グラフの軸凡例が逆になっていた^^;)


まずは、『ロッドのテーパーは直線に近い』ということがグラフからも読み取れる。
もっと、バット側が太くカーブしているものだと思っていた。

『トップからバットまで、まずは直線で作ってみる』というのが、今回の2枚合わせブランクの記事にあった。
でも、このデータを見る限り、ファストテーパーなロッドを望まないなら直線でも良いような気がする・・・


次に、『わずかな加工精度が、振った感覚に影響する』と言うこと。
アマチュアビルダー作ロッドは、穂持ちにあたる部分がやや柔らかく感じた。
すると、本来のテーパーが想定されるであろう直線より、わずかだが径が細くなっている。
そして、直近のバット側はやや太い。
この微妙な差が、ロッドを振った際に感じてしまうのではないかと思った。


でも、このわずかな違いは、コンマ数mmの違いでしかない・・・^^;
こんなシビアな加工精度は、僕には絶対にできない。

そう考えると、アマチュアビルダー氏はかなりのウデマエだとあらためて痛感した。


DSCN0753.jpg

最後に、計測データから、『トップの径が1.5mm前後であれば、#3程度のパワー』ではないかと推測した。
上記の2本とも材質はトンキンで、僕の手持ちである真竹、孟宗竹より硬いと思う。

同じ断面積であれば、トンキンの方が番手は上のはず・・・
そう考えると、トンキンで径1.5mmが#3ならば、真竹で径1.5mmが#2~3ではないかと^^;

僕が欲しいのは、沢で使う#2~3のロッドなので、軟らかめになるにはちょうど良い。
また、1.5mmでも加工には十分すぎるほど難しく、これ以上細くするのは不可能だと思った。


今回のテーパー検証の結果、トップ1.5mm、バット7mmくらいのロッドを目標に作ってみようと思う。
孟宗竹ならば、#2程度になってくれるのではないかと予想している。



さて、年度末に向けてますます忙しく、自分の時間も取れない状況だけど、ハイシーズンまでに1本は作ってみたいと思っている。
とりあえずホームセンター孟宗竹で作ってみて、その後の本番用真竹を完成させたいな^^

(※ホームページも更新しました^^v)
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テーマ : フライフィッシング
ジャンル : 趣味・実用

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2010年01月24日 10:50

おはようございます。

バンブーのテーパーはいちばん奥深いところですね。
手作りである以上、グラファイト並みに品質を揃える
のは無理でしょう。感覚的に自分の納得のいくものが
できればそれが一番でしょうね。
そして自分作りの竿で、渓魚にまみえることができれば
感激間違いなし、ですね!

>oldflymanさん

2010年01月24日 19:23

oldflymanさん、こんばんは。
バンブーの研削は、0.数mmの世界なんだとつくづく痛感しました。
これはかなり手強いですね^^;
もしも、何本目かにお気に入りができても、きっと同じものは作れそうにありません。

でも、それはそれと割り切って、釣りの楽しみが増えることに期待しています。
なんとか、10mのラインが飛ばせれば十分です^^

No title

2010年01月25日 00:05

こんばんわです。しげさん
こう言ったことをやっていくと 今までと違った目でロッドを見ることが
出来るので、いいですよね~
キャスティングの謎も理解し易くなります。


>山紫水明さん

2010年01月25日 00:54

山紫水明さん、こんばんは。
フライロッドのテーパーって、一度は測ってみたいと思っていましたのでちょうど良い機会でした。
思っていたのとは、かなり違ったので驚きました。
素材、テーパー、パーツ・・・奥が深そうですね^^;
でも楽しいです^^

No title

2010年01月25日 13:01

こんにちは。
いつも良い刺激をありがとうございます。<(_ _)>
テーパー。。。健全な悩みで私も当時いろんな竿を計ったりなけなしの小遣いで1本買ってみたり。。。f(^ー^;
なんでもそうなんでしょうが、最後には素材を上手に利用するのがベストなのかな?といつも考えてます。悩みどころはたくさんあると思いますが、来シーズンに向けて1本。。。そして実釣りでの魚との出会いができたら最高ですよね。(^_^)b
しげさんに刺激されて根が生えた腰を持ち上げてみました。<m(__)m>

>ジョニーさん

2010年01月25日 19:46

ジョニーさん、こんばんは。
テーパーは、これまでグラファイトも含めて測ったことがなかったので、かなり興味がありました。
意外と、ストレートなんですね!
驚きました。

このところ時間が取れませんでしたが、今季の最盛期までには1本は仕上げられそうな気がしてきました。
これも、ジョニーさんをはじめとする、みなさんのアドバイスのおかげですm(_ _)m
ふとしたきっかけから始めたロッド作りですが、今後もずっと継続的に続けていきたいと思っています。
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